ユニット1 倫理・役割
ユニット1で学ぶこと
このユニットでは、スポーツ通訳者としての基本姿勢を学びます。
最初にここを押さえる理由は、テキストでも共通科目の最初に倫理規定が置かれているからです。
つまり、スポーツ通訳では「英語ができる」だけでなく、どう振る舞うか が重視されています。
UNIT1 倫理・役割
1. まず理解したいこと
スポーツ通訳は、言葉だけを訳す仕事ではありません。
選手、監督、スタッフ、メディアなどの間で、正確に伝えることに加えて、現場が混乱しないように支える役割があります。
このテキストでも、スポーツ通訳には言語力だけでなくマネジメント力が必要だとされています。
また、倫理規定の序文では、スポーツ通訳者が現場で判断を下す際の指針として、価値観・行動規範・原則が示されています。
2. このユニットの重要語句
守秘義務
仕事を通じて知った情報を外に漏らしてはいけない、という考え方です。
担当選手の公私に関わる情報や機密情報に触れる可能性があるため、口外や悪用をしてはならないとされています。
中立性
通訳者は、すべての関係者との間で中立を保ちます。
自分の偏見を持ち込まず、内容を和らげたり強めたりせず、話し手の意図を伝えることが求められます。
正確性
原文やメッセージの意味を、省略や歪曲なしに伝えることです。
ただしスポーツ通訳では、即時性や創造性も必要になるため、正確性を守りつつ、現場に合った判断が求められます。
役割範囲の明確性
通訳者の役割は、あくまでコミュニケーションを促進することです。
通訳中に、擁護、誘導、助言など、通訳以外の行為を勝手に行ってはいけないとされています。
社会的役割の自覚
スポーツ通訳者は、主役である選手にとっての「黒子」であるとされています。
目立たない、でしゃばらない、選手の邪魔をしない、という姿勢が求められます。
3. 要点まとめ
ポイント1
スポーツ通訳は、語学だけの仕事ではない。
現場対応力やマネジメント力も必要である。
ポイント2
倫理規定は、スポーツ通訳者が現場で判断するときの基準になる。
ポイント3
守秘義務、中立性、正確性、役割範囲は、特に重要な基本項目である。
ポイント4
スポーツ通訳者は、主役ではなく、選手を支える黒子である。
4. このユニットのまとめ
このユニットでは、スポーツ通訳者としての基本姿勢を確認しました。
特に大事なのは、次の5つです。
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守秘義務
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中立性
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正確性
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役割範囲の明確性
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黒子としての社会的役割
次のユニットでは、スポーツ通訳とは何か、その役割や活躍シーン、求められるスキルを整理していきます。
練習問題 Unit1

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