ユニット4 スポーツ特有の用語と表現(全般)
このユニットで学ぶこと
このユニットでは、競技を問わずスポーツ現場でよく使われる基本用語、略語、体調や怪我に関する語彙、そしてよく出るフレーズを学びます。
3級では、まず細かい競技別専門用語より先に、どのスポーツでも使う言葉を見て意味が分かることが大事です。
Unit4 スポーツ特有の用語と表現
1. 理解すること
スポーツ通訳では、いきなり競技ごとの細かい戦術用語から入るのではなく、まずはどの競技でも共通して使われやすい語彙を押さえることが大切です。
たとえば、試合、選手、監督、審判、得点、勝利、敗北、チームワークといった言葉は、競技が変わっても繰り返し出てきます。
また、現場では略語も多く使われます。
さらに、選手のコンディション確認や怪我への対応もスポーツ通訳の重要な役割の一つなので、体調や怪我に関する語彙も基本として身につける必要があります。
2. 押さえるべき基本用語
テキストで挙げられている、スポーツ共通の基本用語は次のようなものです
試合:match / game
選手:player / athlete
監督:head coach / manager
審判:referee / umpire
点を取る:score
勝利:victory
敗北:defeat
チームワーク:teamwork
大事なのは、英語を日本語に直せること と、どんな場面で出るかをイメージできることです。
たとえば、He scored a goal. なら「彼は得点した」、Good teamwork wins games. なら「よいチームワークが勝利につながる」という感じで、意味が自然に取れれば十分です。
3. よく使われる略語
スポーツ現場では、略語もかなり重要です。
テキストでは、汎用性の高い略語として次の4つが挙げられています。
MVP:most valuable player(最優秀選手)
OT:overtime(延長戦)
Sub:substitute(交代選手)
TO:time-out(タイムアウト)
略語を見て意味が分かることを目標にしてください。
4. 体調・病気に関する語彙
スポーツ通訳では、選手のコンディション確認やメディカルスタッフとのやりとりがあるため、体調語彙が大事です。テキストでも、通訳者は選手の毎日のコンディションについてコーチやメディカルスタッフとコミュニケーションを取る必要があり、突発的な怪我への冷静な対処にもつながります。
基本語彙として、次のような語があります。
cold:風邪
headache:頭痛
sore throat:喉の痛み
muscle pain / sore muscles:筋肉痛
cough:咳
runny nose:鼻水
nasal congestion:鼻づまり
dizziness:めまい
nausea:吐き気
abdominal pain:腹痛
diarrhea:下痢
fatigue:倦怠感
chills:寒気
dehydration:脱水症状
5. スポーツでよく起こる怪我
怪我の語彙も、共通科目としてかなり大事です。
hamstring strain:ハムストリングの肉離れ
knee injury:膝の怪我
ACL injury:前十字靭帯損傷
MCL injury:内側側副靱帯損傷
PCL injury:後十字靭帯損傷
LCL injury:外側側副靱帯損傷
meniscus injury / meniscus tear:半月板損傷
lumbar disc herniation / herniated disc:腰椎椎間板ヘルニア
lumbar spondylolysis:腰椎分離症
adductor muscle strain:大腿部内転筋の肉離れ
全部を細かく覚えるというより、sprain は捻挫、strain は筋肉の損傷、injury は怪我全般のように、大まかな意味の感覚だけでも確実につかめるようにようにしましょう。
6. このユニットで大切なこと
このユニットでは、フレーズを丸ごと覚えることより、土台になる語彙を増やすことが大切です。
つまり、まずは
-
英語を見て意味が分かる
-
日本語を見て英語を選べる
-
同じ場面で出やすい語をまとめて覚える
この3つを目標にするとよいです。
3級では、ここで身につけた語彙が、その後の問題やダイアログ理解の土台になります。
あとで場面別の表現を学ぶときにも、ここで覚えた単語が分かっているとかなり読みやすくなります。
7. 要点まとめ

Unit4は、スポーツ全般で使う基本語彙を学ぶユニット
まずは基本用語・略語・体調語彙・怪我語彙を押さえる
3級では、細かい説明よりも見て意味が分かることが大事
このユニットの語彙は、後のダイアログ理解の土台になる
まず「見て意味が分かる」「選択肢から選べる」ことを目標にする。
確認問題 Unit4



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