ユニット6 競技以外の通訳シーン
このユニットで学ぶこと
このユニットでは、試合やインタビュー以外の場面で、スポーツ通訳がどのような英語を扱うのかを学びます。
ここで大事なのは、
スポーツ通訳の仕事は、試合中や会見の場だけではない、ということです。
実際にこの章では、朝食、集合、チームバス、ミーティング、ウェイトトレーニング、怪我の治療、個別面談、試合後のメディア対応など、かなり実務的な表現が並んでいます。
Unit 6 (1/2)競技以外の通訳シーン
Unit 6(2/2) スポーツ通訳検定攻略(概要)
1. 理解したいこと
スポーツ通訳は、競技そのものの通訳だけをする仕事ではありません。チームの1日の流れの中で、選手に連絡事項を伝えたり、スタッフとの調整をしたり、治療や面談の案内をしたりすることがあります。
この章に出てくる英語を見ると、内容は派手ではありませんが、どれも現場ではかなり重要です。
たとえば、集合時間、移動手段、ミーティング時間、治療案内、メディア対応開始の連絡などは、どれも伝え間違えると実際に困る内容です。
2. 代表的な場面
生活・スケジュール連絡
朝食を何時までに済ませるか
何時にどこへ集合するか
チームバスで出発するかどうか
ミーティングの時間
トレーニング中止の案内
面談・サポート
練習後に監督との個別面談がある
クラブハウスに残るよう伝える
医療・治療
練習後にトレーナー室へ来る
怪我の治療を受けるよう伝える
メディア対応
試合後のメディア対応はロッカー準備後に始まる
→スポーツ現場の「運営通訳」や「生活支援に近い連絡」を扱っていると考えると分かりやすいです
3. 生活・スケジュール連絡の表現
スケジュールを伝える英語
Please finish breakfast by 8 a.m. tomorrow.
明日の朝食は午前8時までに済ませてください。
The traveling squad should assemble at the clubhouse at 1 p.m. and depart by team bus.
遠征メンバーは午後1時にクラブハウスに集合し、チームバスで出発します。
We have a team meeting at 2 p.m. Please make sure not to be late.
午後2時にチームミーティングがあります。遅れないようにしてください。
The weight training session is canceled this Thursday.
今週の木曜日はウェイトトレーニングが休みになります。
押さえたいのは、時間・場所・行動指示の3点です。
4. 面談や個別連絡の表現
監督との個別面談に関する表現
The manager would like to meet with you one-on-one after practice, so please remain at the clubhouse.
練習後、監督との個別面談があるので、そのままクラブハウスに残ってください。
この種の表現は、インタビューのような華やかな英語ではなく、選手に直接行動を伝えるための実務英語
です。
ここを細かい文法で考えるのではなく、
who:誰と会うか
when:いつか
where:どこに残るか
を取れるようにするのが大事です。
5. 医療・治療に関する表現
スポーツ通訳では、怪我の治療やコンディション管理も大事です。
練習後に治療を受けるよう案内する表現
Please come to the training room after practice to receive treatment for your injury.
怪我の治療のために、練習後にトレーナー室に来てください。
injury、treatment、training room のような語を、単語単体ではなく、「怪我をした選手に案内している場面」で理解することです。
6. メディア対応の表現
競技そのものではなくても、試合後の流れの中でメディア対応は大きな仕事です。
Post-game media availability will begin once preparations are complete in the locker room.
試合後のメディア対応は、ロッカーで準備ができ次第開始されます。
ここでは、post-game、media availability、locker roomのような言葉がポイントになります。
まず、「試合後の取材対応が始まる」という意味を取れることが目標です
7. このユニットの学習ポイント
競技外の通訳でも、時間・場所・行動・体調・対応順序を正確に伝える必要があることです。
試合中の戦術指示のように派手ではありませんが、朝食時間を間違える、集合場所を誤解する、ミーティング開始時間を取り違える、治療案内を誤って伝える、と、現場では実際に問題になります。
例文を意識して学習してください
8. 要点まとめ
ポイント1
競技以外の通訳シーンには、スケジュール連絡、面談案内、治療案内、メディア対応などがある。
ポイント2
この章では、時間・場所・行動指示を正確に伝える英語が多い。
ポイント3
面談や治療の案内は、選手への直接的な実務連絡として重要である。
ポイント4
試合外の場面でも、スポーツ通訳の役割はかなり広い。
目次でこの章が独立していること自体が、その重要性を示しています。
ポイント5
3級では、長く訳すことより、まず「何をすべきか」が分かることを目標にする。

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